控訴審 最終陳述2008- 李時雨 翻訳.木村英人
イーグルは 長崎の 平和活動家である 木村英人によって 翻訳された。この記事は, 長崎 岡正治記念館にも送られました。原文は 添付資料を 見ることができます。
[足元で出会う人権 平和な火曜日]
2007年に国家保安法違反で逮捕された写真家の李時雨氏は2011年韓国の大法院で無罪判決を受けた。この文は2008.11.18の控訴審の最終陳述である。
1.挨拶
この間膨大な記録物を検討し、裁判を進めることに努力された裁判官に感謝の挨拶を
述べたい。また公安部から刑事部に部署が換わったにもかかわらず、この裁判を進行するのに苦労をされた検察官にもご苦労さんとの挨拶を述べたい。なによりも何も持つ物もなく、何処にも当てにする場がない状況であった私のために、そして法が夢見る真正な社会の正義のために無理な日程の中でも献身的に無料で弁護をしてくれた民弁(民主社会のための弁護士会の略称)の弁護士さん達とキム・ダソプ弁護士に心からの感謝の挨拶をしたい。顔も知らない私のために海外から驚くべき連帯の力を発揮してくれた国際赦免委員会(Amnesty)関係者の皆様、1997年のノーベル平和賞の受賞という栄誉に輝く国際対人地雷禁止キャンペーン(ICBL)の献身的な努力に連帯と信頼の挨拶を送る。日本から署名活動だけでなくこの裁判を傍聴するため何回も来てくれた木村氏や緒方氏を始めとするストーウォークのグループと国際劣化ウラン弾反対キャンペーン(ICBUW)に心からの友情の挨拶を送る。また韓国で継続して関心と激励をしてくれた多くの大先輩や後輩たちに、苦しい生活事情の中でくじけることなく信頼を示してくれた妻と息子に申し訳ない気持ちと感謝の挨拶を伝えたい。
2.1審の判決後
人間には捨てることのできないものが二つあるという…..
控訴審最終陳述-李時雨(イ・シウ)2008, 足元で学ぶ人権に出会う平和な火曜日控訴審最終陳述-李時雨イシウ, 2008